クラミジアは感染率が高く、放置するとHIVなどに感染する確率が約5倍になり大変危険です。症状、治療法をご紹介します。

性病の中で有名なクラミジアとは一体何か?

クラミジアについて紹介する医者

世界にはいろいろな病気が存在しています。

日本で最も有名な病気はなんだろうと考えたときに、「インフルエンザ」を思いだす方は多いのではないでしょうか。

インフルエンザは高熱を引き起こし、時には人を死に至らしめる力を持っています。

このインフルエンザが有名になった理由のひとつとして「感染症」ということが考えられます。

感染症は、人から人、動物から人や動物、または物から人や動物へと感染していきます。

自分たちの身にもいつ感染するかわからないものだからこそ、インフルエンザの知名度が高まったのではないかと思います。

さて、そんな感染症ですが、実はもっと身近に潜んでいます。

それが「性感染症(性病)」です。

その性病の中でも特に有名なものが「クラミジア」です。

クラミジアという名前くらいは、なんとなくどこかで聞いたことある人も多いのではないでしょうか。

クラミジアはオウム病や淋菌性尿道炎などの病原体となる偏性寄生性の細菌で、クラミジア科に属する真正細菌の一種です。

サイズは直径300ナノメートルで、球体の形をしています。

300ナノメートルというごくごく小さなサイズのものですから、もちろん肉眼で確認することはできません。

クラミジアは人間の性器や粘膜に感染しやすく、基本的にその感染経路は性行為です。

性行為というかなり身近なものから感染すると考えると恐ろしいですよね。

実は日本国内において、100万人以上ものクラミジア感染者がいるといわれています。

特に若年層の感染者が多く、現代の10代・20代の感染者は10%、つまり、10人に1人はクラミジアに感染しているとされているのです。

クラミジアが感染してしまう原因と経路

クラミジア感染の原因と経路を解説する医者

なぜ人はクラミジアに感染してしまうのでしょうか。

感染の主な経路は、先述したように性行為です。

それ故に「性病」と呼ばれているのです。

性病の種類によっては性行為以外の感染経路もある場合がありますが、クラミジアに関しては性行為以外による感染は基本的にありません。

クラミジアの原因菌は空気中で生存することができないからです。

インフルエンザなどにみられるような空気感染や飛沫感染は起こらないので、クラミジアを発症してしまったら性行為によって感染したと考えてもいいでしょう。

この場合、まず考えるべきはパートナーの感染です。

自分が感染してしまったと分かった時に、パートナーの感染も疑うべきです。

そこでまだパートナーが感染していなかった場合は問題ありませんが、パートナーに感染していないということは過去に性行為をした相手から感染していることが考えられます。

もしあなたに大切なパートナーがいるのであれば、感染源になったであろう人を特定して、なるべく性行為をしないようにしましょう。

クラミジアの原因菌

クラミジアの原因菌を解説する医者

性器クラミジア感染症の原因はクラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)という細菌です。

クラミジアは飛沫感染や空気感染をしないと言いましたが、これはクラミジアの原因菌であるクラミジア・トラコマチスが非常に生命力の弱い菌であるためです。

人の細胞の中に存在する細菌なので、粘膜同士の接触でしか基本的には感染しないと言えるのです。

非常に弱い細菌ではありますが、感染すると非常に厄介なものでもあります。放置してしまうと非常に重い症状を患ってしまいます。

そのため、少しでも違和感があったらすぐに病院へ駆け込むことが重要です。

それだけでなく予防も大事です。

クラミジアが粘膜の接触で感染するものであるということは、反対に言えば、粘膜同士が接触しなければクラミジアに感染することはないということなのです。

粘膜同士が接触しないようにするための方法として最もメジャーな方法はコンドームの使用です。

コンドームは「避妊具」として一般的には認知されていますが、避妊具でもあり、性病の感染を防ぐための重要なツールでもあります。

コンドームを利用することによって、粘膜同士が接触することを防ぐことができるので、予防になるのです。

普段の性行為であまりコンドームを使用していないという方も多いと思いますが、避妊効果と性病予防のダブルの効果を得られるので、ぜひ利用することをオススメします。

クラミジアに感染する確率

クラミジアに感染する確率を説明する医者

コンドームで予防をせずにクラミジアに感染している異性と性行為を行ってしまった場合、どれくらいの確率で感染してしまうのでしょうか。

結論から言ってしまうと、実は2回に1回は感染してしまいます。

つまり、50%もの確率で感染してしまうのです。

こう考えると非常におそろしいと思いませんか?

クラミジアが感染者数が最も多いということも納得できますよね。

しかし、そうなってくると気になるのが他の性病ですよね。

性病の中でも感染率が最も高いのがクラミジアの50%、それに次いで30%~50%くらいの確率で感染するのが性器淋病です。

これ以外の性病は感染率が低くなります。

カンジダやB型肝炎は10%程度、性器ヘルペスやC型肝炎にいたっては1%未満の感染率と言われています。

このように考えると、いかにクラミジアの感染率が高いかがわかると思います。

性器淋病に関してもクラミジアとほとんど感染率が変わりませんが、性器淋病に関しては最大で50%程度ですから少し差がありますね。

またこれは性器の場合であって、咽頭クラミジアや咽頭淋病の場合は少し変わります。

咽頭クラミジアの場合は約30%~50%程度、咽頭淋病の場合は30%程度の感染率となっています。

クラミジアに感染しているのは女性が多い!?

クラミジアに感染した女性

クラミジアに感染している男女を比較すると、女性の方が少し多くなっています。

実は1999年から2015年までずっと感染者は女性の方が少し多いのです。

では、男性の方が感染しにくいということなのか、と問われればそういうわけではありません。

男女に差があるとはいえ、その差は少しです。

男性ももちろん気をつけなければなりません。

しかし、なぜ男女に差があるのでしょうか。

よくよく考えるとこれは至極簡単なことです。

女性の方がクラミジアが感染できる範囲が広いからです。

男性の場合は、尿道という狭い空間を通っていく必要がありますが、女性の膣というのはそれよりも広いものになっているため、女性の方が感染しやすいというだけなのです。

また、男性器の場合は女性の膣分泌液が付着しても、すぐに空気に触れてしまえばクラミジアは弱ってしまいますが、膣の構造上、男性器から出た分泌液や精液などを外に排出しにくくなっています。

これも女性に感染者が多い原因です。

冒頭で若年層に感染者が多いと話しましたが、これは若い女性の方がクラミジアが好んで着床する子宮頚部の面積が広いためです。

クラミジアは性器の次に咽頭に感染しやすい

コンドーム

性行為などの粘膜による接触から感染するクラミジア。

そう考えると、性器だけに感染するように感じてしまいますよね。

しかし、実際には性器以外にも感染します。

特に多いのが咽頭、つまり口や喉です。

喉に感染するケースというのはそのほとんどがオーラルセックスによるものです。

むしろ、最近では喉への感染の方が多いともされています。

オーラルセックスの時はコンドームをつけることがないが、挿入の際にはコンドームをつける、という方も多いので、喉への感染者が増加しているとされているのです。

さらに舌と舌を絡ませるような、いわゆるディープキスも危険です。

ソフトなキスで感染することは滅多にありませんが、ディープキスのように粘膜同士が接触していると感染する可能性は非常に高くなってしまいます。

例外として、肌にダメージがある人や唇が唾液で濡れている場合、またキスを受ける側の免疫力が低下している場合は、ソフトなキスでも稀に感染してしまうおそれがあります。

咽頭から感染した場合は性器のときと同様に初期症状はほとんどありませんが、風邪をひいたときのような症状を感じることがあります。

だから多くの人は風邪をひいたと勘違いして、クラミジアを見過ごしてしまいがちです。

病院へ行って検査をすることでしか見わけがつきません。

特定のパートナーのみと性行為をしているのであればほとんど問題はありませんが、複数人と関係を持っているという方は定期的に検査にいくことも考えておいた方がいいでしょう。

ピンポン感染ってなに?

ピンポン感染したカップル

クラミジアは再発する可能性が高いことでも有名です。

クラミジアの治療は簡単におこなえますが、完全に完治できているかどうかという点においては実は不明瞭なのです。

クラミジアの再発のケースとして多いのは、実は完治できていなかったというものです。

クラミジアの治療は抗生物質を利用します。

抗生物質を利用することでほとんどのクラミジアを撃退することができます。

しかしながら、クラミジアを完全に撃退できているかどうかと言われればわかりません。

クラミジアに感染してからかなり時間が経過してから治療をした場合、抗生物質が届きにくい場所までクラミジアが侵入していることがあります。

こうなると、クラミジアを完璧に撃退することはなかなかできません。

その結果、再発に繋がってしまうのです。

そしてもうひとつクラミジアが再発するケースがあります。

それが「ピンポン感染」です。

ピンポン感染というのは、人と人との間でクラミジアの細菌がいったりきたりする状態のことを指します。

たとえば、クラミジアに感染した女性がいたとします。彼女は自分が性病にかかっていることに気付いて病院へ行きます。抗生物質などを利用して、なんとか無事治療を終えます。

その後、彼女は彼氏と性行為をしたとします。実はこの時、彼氏もクラミジアに感染していました。

そのために、彼女は再度クラミジアに感染してしまった。

このように、ピンポンのようにクラミジアという性病が特定のパートナーの間で行ったり来たりしてしまう状態がピンポン感染なのです。

クラミジアのピンポン感染を引き起こさないようにするためには、パートナーと一緒に検査を受けるようにすることが大事です。

基本的にクラミジアの感染率は50%を超えるといわれているので、片方が感染してしまっている場合はもう片方の人もほぼ感染すると思っておくべきでしょう。

当たり前ですが、コンドームを使ってピンポン感染を予防することも必要です。

クラミジアを治療しよう

クラミジアは抗生物質で撃退!

ジスロマック

クラミジアに感染してしまったら病院に行かなければいけないくらい重大な病気にかかってしまうことがあります。男性も女性も、クラミジアに対する危機感を持たなければなりません。

クラミジアに感染してしまった場合に取るべき手段の中で、最も有効な手段は抗生物質による治療です。

クラミジアにかかってしまった場合には、クラビットやジスロマックというマクロライド系の抗生物質を利用して治療を進めていきます。

感染初期の状態であれば、抗生物質を1回利用するだけでもクラミジアの原因であるクラミジア・トラコマチスを撃退することが可能です。

クラミジア撃退に有効な手段として抗生物質の利用を説明しましたが、どうしても病院にかかる費用を抑えたいという場合に取ることができる手段がないのか気になりますよね。

風邪などの病気のように自然治癒できないのか気になっている方もいると思います。

しかし、細菌による感染症で自然治癒できるものはほとんどありません。

基本的には抗生物質を利用して、治療を進めていくことが必要になります。

抗生物質を服用してクラミジアを治療する際には、自分で勝手に判断して抗生物質の服用をやめないことが大事です。

抗生物質を服用して治療を続けていると、症状が治まってきたな、もう治ったな、と感じることがあります。しかし、これはただ単に症状が治まっただけであって、細菌自体はまだ体の中にいることがあります。

つまり、この段階で服用をやめてしまうとまたすぐに再発してしまいかねません。

このように勝手に判断してしまうことなく、病院から処方される抗生物質をすべてきちんと飲み切ることが重要です。

もちろん服用量を守ることも大事です。

お医者さんに言われたように服用しなければ、せっかくの薬の効果も半減してしまったり、全く効果がないような状態に陥りかねません。

用法用量をしっかり守り、クラミジアの脅威から自分の身を守っていきましょう。

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クラミジアを放置すると危険

クラミジアを放置すると危険なことを指摘する医者

クラミジアに感染してしまったら、多くの人が「恥ずかしい」という気持ちになってしまうと思います。

「性病」と言われていますし、その感染経路は基本的には性行為だと言われているので、これは仕方のないことなのかもしれません。

そのため、感染していたことがわかっても、あまり進んで病院に行って治療しようとは思わない人もいるようです。

しかし、クラミジアという性病は感染してからそのまま放置してしまうと、いろんな症状が出てくるようになり、最終的には重たい病気につながってくるおそれがあります。

だからクラミジアに感染していると気づいたら、すぐに治療するということを心がけましょう。

では、実際にクラミジアに感染してしまった場合、どのような症状があらわれるのでしょうか。

実は、クラミジアは男性と女性でその症状は大きく異なります。

女性の場合は最初に子宮頸管部粘膜と呼ばれるところにクラミジアが感染します。

この子宮頸管部粘膜は痛みを感じる神経がほぼなく、簡単な手術をするときにも麻酔が必要ないレベルなのです。そのため、感染してもなかなか痛みを感じず、感染後すぐには自覚症状が出ないとされています。

感染してからしばらくすると膣炎が起こるようになり、そこからかゆみが発生したり黄色いおりものが出てくるようになったり、おりものの量が増加するといった症状が見られます。

おりものからいつもと違うニオイを感じたら、クラミジアの可能性を疑ってみるべきでしょう。

膣炎の状態のまま性行為をおこなうと、膣粘膜に炎症が起こっているために痛みを感じます。

このようなことが起きてはじめて自覚できるようになります。

クラミジアの進行は時間の経過と共にいろんな部位に炎症が起こるようになります。

最初は子宮内膜炎、次に卵管炎、そして腹膜炎といった流れで進行していきます。

子宮内膜炎は強い腹痛を感じますし、かなり恐ろしい症状です。不妊にもつながりかねないので、かなり危険なのです。

腹痛が強すぎると感じる場合は、クラミジアが肝臓の裏に侵入して肝周囲炎を起こしている可能性もあります。

また、クラミジアに感染してしまうと抵抗力が下がり、他の病原菌まで侵入しやすくなってしまいます。これによって免疫が低下し、他の感染症にかかってしまうことも考えられます。

たとえば、HIV。

実はクラミジアに感染している人は、健康体の人に比べて約3~5倍もHIVに感染しやすいとされています。

このようにクラミジアを放置しておくと、次第に酷くなってしまうので、自覚症状が少しでもあれば病院へ行くことをお勧めします。

男性も放置すると危険!

放置すると危険なのを指摘する医者

男性の場合、クラミジアに感染してから大体1週間から2週間の間に、尿道炎が起こるようになります。

尿道炎というのは排尿をする際に痛みを感じたりしみるような感覚になるので、おそらく多くの人はすぐに違和感に気づくと思います。

クラミジアに感染してしまったら、男性の場合は1週間以上の放置をしてしまうと尿道からさらに奥の方まで進んでいきます。

尿道の先には前立腺と呼ばれる場所が存在しており、そこは精子に栄養を与えるための臓器となっています。この前立腺で炎症が起こると肛門と陰のうの間や、下腹部などに痛みが出ることが多いです。

前立腺は抗生物質の成分が届きにくい場所なので、万が一病原菌がここに侵入してしまうとかなり厄介なので、早めの治療を心がけましょう。

また前立腺の奥には睾丸があります。

前立腺が炎症を起こした段階で気付かず、クラミジアを放置し続けてしまうと睾丸まで侵食してしまいます。

そうなると副睾丸炎が起こってしまい、大きく腫れる症状が見られるようになります。

腫れが起こると今度は鼠径部にかけて強烈な痛みを伴い、さらに高熱まで出るようになります。

ここまで悪化してしまうと病院に行かずにはいられない状態になるでしょう。

このように、男性と女性ではクラミジアに感染した場合にあらわれる症状には多少の違いがあります。しかし、男性も女性も放置することでさらに危険な状態になるという点においては同じです。

特に女性の場合は初期の段階で症状に気づきにくいので、深刻な状態になりやすいといえるでしょう。

繰り返しになりますがちょっとでも不自然に感じたら、すぐに病院へ行くようにしましょう。

クラミジアの治療は場合によって点滴になるケースも

ジスロマックの500mg

クラミジアを放置しておくと非常に危険な状態になってしまうことは上記の内容から理解して頂けたと思います。

クラミジアだけならまだしも、HIVにもかかりやすい状況になってしまうというのは非常に厳しいですよね。

そうならないためにもクラミジアは早期治療をすることが大事なのです。

クラミジアの治療にはジスロマックという抗生物質を服用することが基本ですが、症状が重症化してしまっているような場合には、ジスロマックを点滴で体の中に取り込まないといけないこともあります。

実は抗生物質よりもはるかに強い効果を持っているので、クラミジアによる症状を3日間くらいで治すことができます。

肺炎などの症状が長引くようであれば、点滴による治療を行わなければならないこともあるのです。

クラミジアの点滴治療は、2時間ほどかかりますが、効果は抜群です。

クラミジアを抗生物質の服用で治療する場合は1週間程度は必要で、場合によっては2週間くらいかかります。

一方で点滴用のジスロマックを使って治療する場合は、長くても5日間で完治するとされています。

ただし、強い効果を持つということはもちろん副作用に注意しなければいけません。

特に65歳以上の人で、かつ心臓や肝臓にトラブルを抱えている人は注意しなければなりません。

吐き気や下痢、そして発熱といった症状が出るかもしれません。

お医者さんに点滴をしてもらう場合は、事前の診断書などで過去の病歴なども正確に書きましょう。

その点さえ気をつけておけば、安全に点滴用のジスロマックを使って治療することができるでしょう。

クラミジアの検査を受けに行こう

クラミジアの検査を勧める医者

クラミジアによって性器にかゆみや痛みなどを感じたとき、または自覚症状がない場合でも、少しでも疑いがあるのなら婦人科や泌尿器科へ行きクラミジアの検査を受けることをオススメします。

クラミジアは自覚症状を感じにくい病気です。

そのため、クラミジアに感染してしまったかどうかはなかなか自分では判断できません。

症状があらわれはじめて、ようやく感染していることに気付くものです。

しかし、それでは遅いのです。

完治は可能かもしれませんが、治療にかかる時間も長期にわたってしまいますし、徐々に身体を蝕んでしまうことには変わりありません。

そうなってしまわないようにするためには早期治療が大事です。

そしてもちろん感染しないためにコンドームを使った予防をしたり、感染しているんじゃないかと少しでも疑いがあるならすぐに検査に行くことが大事なのです。

さて、クラミジアの検査は一般的にどのような方法でおこなわれているのでしょうか。

一般的にはPCR法と呼ばれるものが実施されます。

このPCR法は、クラミジア感染の疑いがある患者から採取した検体を温めたり冷やしたりすることで、遺伝子を増やし細菌の検出を試みる方法です。

男性の場合は尿になりますが、女性の場合は尿だけではなく患部の分泌物を採取することになります。

また咽頭の感染を検査する場合は、喉の粘膜も採取していきます。

PCR法は非常に感度の高い検査方法なので、ほんの少しのクラミジアも検出できます。

そのため大きな症状が出ていない状態でも、陽性反応が出ることがあります。

ただ、感度が高い検査方法であるために、PCR法の場合は死んでしまっている病原体に対しても反応することがあります。

また性器検査の場合は、女性の場合子宮の入り口付近のみの細胞を採取するので卵管などの感染までは検出することが難しくなります。

次に紹介するのが、ハイブリッドキャプチャー法となります。

これはPCR法と違って、遺伝子の増幅とは違う形で細菌の検出を試みていきます。

ハイブリッドキャプチャー法は高感度遺伝子検出法であり、PCR法とは違い、死亡してしまっている病原体に関しては反応しません。

検査をする際にはPCR法と同じように、性器の分泌物を採取します。

ただし稀に正確な判定が出ないこともあるようです。

そのためハイブリッドキャプチャー法で陽性が出た場合、他の検査方法で再検査をすることもあります。

クラミジアの検査には血液検査という選択も

血液検査を解説する医者

PCR法やハイブリッドキャプチャー法の場合は総称して抗原検査と呼ばれる方法になりますが、もうひとつの方法として抗体検査があります。

抗体検査の場合は分泌物を採取するのではなく、血液を採取して検査をおこなっていきます。

ただしクラミジアの抗体検査については、クラミジアそのものを明確に見つけ出すわけではありません。

要するにクラミジアに感染した形跡を見つける検査となっています。

なお抗体検査は基本的に無料で受けることができたりします。

HIV検査をするときに、ついでに調べてくれることが多いです。

では抗体とはそもそも一体どんなものなのでしょうか。

抗体は細菌などの病原体に感染した際に、自分の体が作り出す免疫物質のことです。

つまり病原体と戦うために存在するもので、これはクラミジアの病原体がいなくなったあともずっと血液中に残り続けてくれます。

そして抗体検査では、どれだけ血液中に抗体が存在するのかを確認していきます。

クラミジアの感染抗体にはIgA抗体と呼ばれるものと、IgG抗体と呼ばれる2種類が存在します。

IgA抗体は侵入したクラミジアと戦うために作られる抗体で、IgG抗体は戦い終わったあとも残る抗体となっています。

感染直後では両方とも陰性で、時間が経過していくとIgA抗体から陽性になり、そのあとに続いてIgG抗体も陽性に変化していきます。

また、これらの変化については個人差があるので、明確な時間などは人によって異なるので分かりません。

もしクラミジアが完治してもIgG抗体が陰性になるまでに10年以上かかるときもありますし、場合によっては一生そのまま陽性であり続けることもあります。

クラミジアの抗体検査は感染したことがあるかどうかを判別するための検査になります。

そのため、今クラミジアに感染しているのか、過去にクラミジアに感染した時のものが残っているのかは分かりません。

言い換えれば、まだクラミジアの治療をしたことがない、ジスロマックなどの抗生物質を利用したことがないという人の場合は、現時点で感染しているということが分かります。

検査を受けないと感染しているかわからない

検査を受けるか迷っている女性

クラミジアに感染しているのかどうかは基本的に検査を受けるまで全く分かりません。

前述した通り、クラミジアに感染しても無症状であることが多いためです。

クラミジアも「性病」ですから、症状があらわれることはもちろんあります。

しかし、女性のクラミジア患者の場合、80%の方が症状を感じないと言われているのです。

クラミジアに感染することであらわれる症状は、性交時の痛みや下腹部に違和感を感じるなど、ほんの少しの変化であることが多いため気付きにくいのです。

特に、咽頭感染の場合はわかりにくいと言われています。

咽頭感染の場合は、喉に痛みを感じる、咳が出る、痰が絡みやすくなる、発熱などの症状があらわれることがあります。

これらの症状を見ると、風邪の症状に似ていると思いませんか?

喉の痛みや咳、発熱などを感じた場合、「あれ?風邪かな……?」と疑うのが一般的だと思います。

そのため、こういった自覚症状を感じた方の多くは風邪薬を飲んで治療しようとします。

しかし、もちろん無駄です。クラミジアは風邪ではないので、もちろん効果はありません。

また、これらの症状は自覚症状で、実際にこういった症状を感じることは滅多にないと言われています。

そのため、咽頭感染の場合は、自覚症状を感じても「風邪だ」と判断しやすく、さらにその自覚症状さえ起らなかった場合、自分が性病にかかっているなんて疑うこともないのです。

つまり、クラミジアに感染しているかどうかということを判断するためには検査を受ける必要があるのです。

もし感染していたら……

感染していた場合について対応策を説明する医者

病院や保健所で検査を受けるにしろ、検査キットで検査をするにしろ、もしクラミジアに感染していた場合は、やはり治療することが必要です。

自然治癒するものではないので、こればかりはどうしようもありません。

そして先述したようにクラミジアなどの性病はピンポン感染するものです。

せっかく自分が治療して完治したとしても、パートナーがクラミジアに感染していた場合、また再発してしまうことになりかねません。

クラミジアの場合は1回の性行為での感染率が50%なので、数回性行為を繰り返せば再発してしまうでしょう。

そうならないためには、パートナーがいる場合にはしっかりと感染していたことを伝え一緒に治療することが大事です。

もし特定のパートナーがいるわけではなく、複数人との性行為ネットワークをつくっているのであれば、その関係をまずは解消することからはじめた方がいいでしょう。

誰がクラミジアにかかっているのかなんて検査に行かない限りは分からないわけですから、そういったネットワークとの関りを絶つ方がいいでしょう。

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